わずか1か月で動いた1500億円…上がるNPB出身選手の価値 大谷らの大型契約は追い風か

山本由伸、ドジャース・大谷翔平、松井裕樹(左から)【写真:荒川祐史、ロイター】
山本由伸、ドジャース・大谷翔平、松井裕樹(左から)【写真:荒川祐史、ロイター】

大谷、山本、松井裕、前田が新天地へ

 今オフのメジャーリーグはNPB出身選手が話題をさらっている。大谷翔平投手ら3選手が新天地へ。契約の合計金額は10億7700万ドル(約1532億円)となっている。

 フリーエージェントの目玉となっていた大谷はドジャースと10年総額7億ドル(約996億円)で契約を結んだ。総額の97%に当たる6億8000万ドル(約967億円)を後払いする異例の内容で、世間を驚かせた。

 大谷の後払いにより浮いたペイロールでドジャースはオリックスからメジャー移籍を目指していた山本由伸投手と契約に合意。12年総額3億2500万ドル(約462億円)で、二刀流の大谷を除けば、2019年にゲリット・コールがヤンキースと結んだ9年総額3億2400万ドル(約461億円)を抜き、投手歴代最高額となった。

 他にもパドレスが松井裕樹投手と5年2800万ドル(39億8000万円)で契約を締結。今季まで守護神を務めていたヘイダーがFAになり、クローザーへの期待も高い。また、前田健太投手も2年総額2400万ドル(約34億1000万円)でタイガースと契約を結んだ。

 他にもダルビッシュ有投手らの活躍や、WBCでも野球日本代表「侍ジャパン」の若手投手陣が世界を相手に好投を見せ、NPBの投手陣が続々と高評価を得ている。今オフは他にもDeNA・今永昇太投手、日本ハム・上沢直之投手らがポスティングシステムを申請しメジャー移籍を目指しているが、追い風になるだろうか。

(Full-Count編集部)

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