井端ジュニアが父の前で豪快アーチ 「デスターシャ!」ポーズで喜び爆発
井端巧は2回、右中間に同点アーチを放った
井端ジュニアに待望の1発が飛び出した。小学5、6年生による「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2023」は27日、横浜スタジアムと神宮球場で第2日が行われた。神宮球場第2試合では、侍ジャパン・井端弘和監督の長男で横浜DeNAベイスターズジュニアの主将を務める巧(たくみ)内野手が、東北楽天ゴールデンイーグルスジュニア戦で右中間へ同点ソロを放った。
「4番・遊撃」で出場した巧くんは、1点ビハインドで迎えた2回、先頭で打席に立つと、初球の外角高めをフルスイング。打球は中堅85メートルの距離に張られたネットを超えていった。ホームインした巧くんはベンチ前でチームメートと一緒に、プロのベイスターズナインをまねて「デスターシャ!」ポーズで喜びを爆発せた。
昨年のこの大会にも、ベイスターズジュニア唯一人の5年生として選出されていたが、ノーヒットに終わっていた。主将に任命された今年は、試合中も身振り手振りをまじえて仲間を鼓舞。前日26日の広島東洋カープジュニアとの初戦でも、3打数1安打で勝利に貢献していた。
スタンドでは、父がメガホンを振って応援。その目の前で晴れ姿を披露した。ちなみに“つなぎの打撃”が身上だった父と異なり、巧くんは167センチ、70キロの恵まれた体格を生かした長打力が持ち味だ。