韋駄天の加入、先発強化でベテランはどうなる 燕が敢行した積極補強…煽り受ける選手
前楽天の西川遥輝は通算332盗塁で盗塁王4度
2023は5位に終わり、リーグ3連覇を逃したヤクルトは今オフ、“戦力外組”から西川遥輝外野手(前楽天)、嘉弥真新也投手、増田珠内野手(ともに前ソフトバンク)を獲得するなど積極補強を敢行している。チーム内の勢力図も変化しそうだ。
現役ドラフトでは北村拓己内野手(前巨人)を獲得し、交換トレードで西武から宮川哲投手が加入。外国人ではミゲル・ヤフーレ投手、ホセ・エスパーダ投手が加わる。中でも西川は通算332盗塁でタイトル4度、ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞4度の実績を誇る。2023年は35試合出場にとどまったが、外野の一角を担う可能性は十分にある。
2023年の左翼は青木宣親外野手が最多の55試合に先発。濱田太貴外野手が36試合、内山壮真捕手が15試合、山崎晃大朗外野手が14試合に先発した。ルーキーながら2023年に2軍で18本塁打を放ってタイトルを獲得した澤井廉外野手もいる。外野陣はどう変わっていくだろうか。
宮川は2019年ドラフト1位で西武に入団した右腕。2022年までの3年間はすべて救援だったが、2023年は先発で4登板。2軍では防御率と勝率のタイトルを獲得しており、先発に加わる可能性もある。外国人ではサイスニード投手、エルビン・ロドリゲス投手に加え、ヤフーレが先発候補に挙がる。
2023年、ヤクルトのチーム防御率3.66、先発防御率3.95はいずれもリーグワーストだった。ドラフトでは1位で西舘昂汰投手(専大)、2位で松本健吾投手(トヨタ自動車)を指名した。先発陣の充実で、2023年に14先発した小澤怜史投手、44歳シーズンを迎える石川雅規投手らも安泰とはいえない状況になった。どんな先発ローテが組まれるか、注目される。
(Full-Count編集部)