山本由伸、ド軍入りの理由は「とにかく勝ちたい」 悩み抜き決断…移籍会見で明かす

会見に臨んだ山本由伸【写真:北野正樹】
会見に臨んだ山本由伸【写真:北野正樹】

改めてドジャース入り決断の裏側を明かす

 オリックスからポスティングシステムを利用してドジャース移籍が決まった山本由伸投手が30日、大阪市内のホテルで記者会見を行った。ドジャースに決めた理由については、「とにかく勝ちたいということが一番なので、それに1番近いチームを選ばせていただきました」と明かした。

 ヤンキースやメッツなどを含めた争奪戦の末、ドジャース入団を決めた。「どのチームもありがたいことにすごく必要としてくださっていたので。どのミーティングも心が揺れるものが、いい時間になりました。すごく悩みましたし、どの球団も良くて、どこにいってもこれはいい決断なんだなと考えていましたけど、悩みに悩み、凄く濃い時間でした」と、交渉を進めていた期間の胸中を振り返った。

 オリックスに在籍した7年間は、通算172試合に登板して70勝29敗1セーブ、防御率1.82の成績を残していた。2021年からは沢村賞とMVPを3年連続で獲得。ドジャースとは12年の大型契約を結び、総額3億2500万ドル(約458億円)は投手としてのメジャー史上最高額で、期間も投手では最長になった。来季から大谷翔平投手とチームメートになる。

 27日(日本時間28日)にドジャースタジアムで行われた入団会見では、入団に至った理由について、「大谷さんが仮に他のチームを選んだとしても、もしかしたら僕はドジャースを選んでいたかなと思いますけど。やっぱり大谷さんは日本人選手としてだけではなく、メジャーリーグの中でもトップ選手だと思っている。大谷さんがドジャースを選んだというのは決断の1つの理由になりました」と語っていた。

(Full-Count編集部)

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