トラウトに「トレードせよ」の声も“何もせず” GMは補強宣言も…低迷エ軍が目指す再建
ミナシアンGM「チームをより良くしていくつもりだ」
大谷翔平投手が抜けたエンゼルスは、2024年に向けてどのようなチーム作りを行うのか。ペリー・ミナシアンGMは「このオフシーズンはアグレッシブに攻める。このチームをより良くしていくつもりだ」と語っているものの、年末の時点では大きな動きはない。
投手では、今季ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したブレイク・スネル投手を狙っていると、複数の米メディアが伝えている。エースの大谷が抜け、チームには投手の柱がいない。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏によると12月19日(日本時間20日)に左腕と話し合いを行ったようだが、ジャイアンツやパドレス、レッドソックスも獲得に乗り出しているようで、先行きは不透明だ。
また、野手ではテオスカー・ヘルナンデス外野手も候補の1人だ。通算159本塁打の長打力が持ち味で、今季はマリナーズで26本塁打をマークした。
今季本塁打王を獲得し、打線を引っ張ってきた大谷がドジャースに移籍した。争奪戦の中でエンゼルスは最終候補に残っていたが、ドジャースに匹敵する7億ドル(約987億円)のオファーは提示しなかったことが明らかとなり、結果的に残留とはならなかった。
チームにはスーパースターのマイク・トラウト外野手がいるが、結局大谷がいてもプレーオフには進出できず、低迷からなかなか抜け出せない。米ファンやメディアからは「トラウトをトレードせよ」との声もあがっている。大谷の穴は大きすぎるが、ファンのためにも、トラウトのためにも、チームを再建することができるだろうか。
(Full-Count編集部)