“ドラ1キラー”に防御率0.35の左腕…獲得で10年安泰の遊撃手も 2024年のドラフト候補

明大・宗山塁(左)と富士大・麦谷祐介【写真:小林靖、田中健】
明大・宗山塁(左)と富士大・麦谷祐介【写真:小林靖、田中健】

2024年のドラフト候補をピックアップ…高校は片井やラマルら大砲も

 WBCから始まり、大谷翔平投手(現ドジャース)らの活躍で野球界が盛り上がった2023年が幕を閉じた。アマチュア界では昨年、東都大学リーグから7人のドラフト1位が誕生したが、今年もすでに上位指名が期待されている逸材が多い。注目選手12人をピックアップしてみた。

【高校生】
・川勝空人投手(徳島・生光学園高)
・洗平比呂投手(青森・八戸学院光星高)
・片井海斗内野手(東東京・二松学舎大付高)
・ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(大阪桐蔭高)

 高校では投手2人、野手2人を選出。川勝は最速153キロを誇る本格派右腕で洗平は元中日左腕の洗平竜也氏の次男だ。2年時から甲子園に登板し、ノースアジア大明桜(秋田)戦で完封勝利を収めている。打者では片井は1年から二松学舎大付の4番を務め、ラマルも高校通算20本以上のスラッガーだ。

大学では明大・宗山、青学大・西川ら侍ジャパンコンビに注目

【大学生】
・篠木健太郎投手(法大)
・金丸夢斗投手(関大)
・麦谷祐介外野手(富士大)
・西川史礁外野手(青学大)
・宗山塁内野手(明大)
・渡部聖弥外野手(大商大)
・中村優斗投手(愛知工業大)

 大学は2024年も逸材揃いだ。最速154キロを誇る篠木や関西学生野球連盟の秋季リーグで防御率0.35と圧倒する金丸も。野手では3年生ながら野球日本代表「侍ジャパン」で4番を務めた西川も期待が高い。また、宗山は獲得できれば、遊撃手は10年安泰とまで言うスカウトもいる逸材だ。他にも麦谷は2023年ドラフトで広島1位の常廣、阪神1位の下村(ともに青学大)から本塁打を放っている“ドラ1キラー”だ。渡部や中村もスカウトから高評価を得ている。

【社会人】
・山田健太内野手(日本生命)

 社会人では日立製作所の生井惇己投手、トヨタ自動車の増居翔太投手らも候補として挙がるが、山田を選出した。立大では2022年ドラフト会議で指名漏れの右の大砲は、社会人野球でも都市対抗に出場している。2年越しの“悲願”なるか。

(Full-Count編集部)

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