LA紙が絶賛する“人格者”大谷翔平 ファン惹きつける善行の数々…止まらぬ大ブーム
大谷人気の要因は…秀でた“人間性”とパフォーマンスの「融合」
エンゼルスからFAになった大谷翔平投手は、空前の10年総額7億ドル(約997年億円)でメジャー屈指の人気球団であるドジャースに入団した。注目度は一層高まり、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は12月29日(日本時間30日)に掲載した記事で「ショウヘイマニアを新しいレベルに引き上げた」と表現。人気の一端である人間性についても伝えている。
記事は大谷について「礼儀正しく、気前が良く、親切(な人)と見られている。フィールドに落ちているゴミを拾う」と称賛。チームの補強資金を捻出するために、契約の約97%にあたる6億8000万ドル(約968億円)を“後払い”にしたことに触れた。
さらに日本全国の小学校にジュニア用グラブ約6万個を寄贈したこと、2023年MVP受賞の際に愛犬の「デコピン」(英語名はデコイ)とじゃれ合い、服を着させてハイファイブを教えていたことを報じた上で、「(二刀流の)パフォーマンス、そしてこういった個性が融合され、世界中で多くのファンを作り上げている」と分析している。
大谷のエンゼルス時代も多くのファンがいたが、「世界一になるチャンスを持ち、より注目を集める球団と都市に拠点を移したことで、ショウヘイマニアを新しいレベルに引き上げた」とも伝え、チームストアがクリスマス後も大谷グッズを求めアジア人で混雑していたことに注目。「ショウヘイ・ブームは、今週のチームストアの状況を見ても明白だった」と報じている。
そして記事では、同紙に取材を受けた韓国人観光客のコメントを紹介。大谷の野球選手としての才能だけではなく人柄に魅了されたとしており、3月にソウルで行われるドジャース-パドレス戦は「韓国人は大騒ぎとなるだろうと彼は予測した」と言及した。日本は勿論、海外のファンにまで愛される大谷の人気は上昇していくばかりだ。
(Full-Count編集部)