大谷&山本獲得に“貢献した日本人”「今でも利益を」 ド軍職員が予測する爆発的人気
野茂氏がプレーした時代を知る元球団職員「海外メディアから多くの取材要請が入った」
ドジャースは2024年、大谷翔平投手と山本由伸投手という2人の日本人スターを加え、シーズンに臨む。チームは日本ファンから大きな注目を浴びる1年となるだろう。米国の権威あるスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、30年間ドジャースで勤務したバリー・ストックヘイマー氏の話を紹介。野茂英雄がプレーした当時の熱狂ぶりを振り返り、今季の盛り上がりを予想した。
記事では「ドジャースがヤマモトとオオタニを加えたことはノモの契約が今でも利益をもたらしている証拠だ」と指摘。当時のドジャースは「才能ある選手(野茂)を獲得したと同時に、日本人そして日系人ファンへのパイプ役も獲得し、その後何年もにわたって利益を生んだ」と、現在への影響を説明している。
野茂はメジャーにトルネード旋風を巻き起こし、日本人投手として輝かしい実績を残した。ストックヘイマー氏は「彼の物語は全米の注目を集めた。初日からマスコミが押し寄せ、海外メディアから多くの取材要請が入った。爆発的(な増加)だった」と当時を振り返る。
記事では、当時はドジャースタジアムに牛丼チェーンの吉野家が売店を設置したことや、野茂の登板スケジュールを踏まえて日本から観戦ツアーが組まれたこと、野茂グッズを求めて人々が球場に殺到したことが紹介されている。
今回、大谷と山本が加わったことでドジャースは日本から最も注目を集めるMLB球団となることは間違いない。「商業的な可能性がある上に、新しいファンと関わる方法にもなる。それについてはおよそ30年前のドジャースのノモとの経験が実例になる」と、“フィーバー”の再来を予想した。
(Full-Count編集部)