左肘手術、右手首骨折でまさかの低迷 チームの成績に直結…つまづいた鷹の主力

ソフトバンク・栗原陵矢(左)とリバン・モイネロ【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・栗原陵矢(左)とリバン・モイネロ【写真:荒川祐史】

石川柊太投手は2020年に投手2冠も以降は3年連続して黒星が先行

 近年は次々と他球団からの戦力を獲得し、ソフトバンクはV奪還を目指している。2023年は3位に沈み、藤本博史前監督は退任。小久保裕紀新監督が、2024年から指揮を執ることになった。怪我や不調から復活を目指す選手も少なくない。ソフトバンクの中で、もう1度輝く姿を見たい選手は。

 まずはリバン・モイネロ投手だ。7月に「鏡視下左肘関節形成術」を受けて戦線離脱。2023年は27試合に登板して3勝0敗、防御率0.98という圧倒的な成績を残したものの、2024年は怪我からの復活を歩むシーズンとなる。通算306試合登板と、リリーフとしての経験は十分。その能力を、新しい役割となる先発でどれだけ発揮することができるか。

 石川柊太投手にとっても、重要なシーズンとなる。2020年には11勝、勝率.786で2つのタイトルを獲得したが、以降は3年連続で黒星が先行している。2023年は4勝8敗、防御率4.15と安定感を示すことができなかった。33歳を迎える2024年、もう1度先発ローテーションの座で輝きを放ちたい。

 野手なら挙げたいのが栗原陵矢外野手だ。2023年は96試合に出場して打率.239、13本塁打、49打点だった。8月には右手首を骨折して、クライマックスシリーズにも出場することなくシーズンを終えた。2022年には左膝の靭帯を断裂する大怪我を負い、復活を期した2023年だった。2021年には21本塁打を放った実績もあるだけに、完全復活を期待したい。

 3選手ともに、国を背負って代表のユニホームを着た経験もある。実績も十分なだけに、能力を発揮できれば高いパフォーマンスをグラウンドでも見せることができるはずだ。

(Full-Count編集部)

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