大学生の“超逸材”が侍ジャパン入りも? 大激戦の二遊間…欧州選抜戦のスタメン独自予想
今秋ドラフトの目玉・宗山塁は侍Jトップチームに招聘されるか
井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は、昨年11月の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(アジチャン)で優勝を果たした。今年は3月6、7日に欧州代表と強化試合「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」(京セラドーム)を実施。11月には「ラグザスpresents 第3回WBSCプレミア12」(プレミア12)に挑む。ここでは欧州選抜戦のスタメンを“独自予想”する。
アジチャンの参加資格は24歳以下、または入団3年目以内でオーバーエージ枠は29歳以下の3人までだった。3月の欧州選抜戦は年齢制限がない。プレミア12を前にした貴重な実戦の場だけに選考メンバーに注目が集まるが、ここでは若手を中心に選出してみた。
注目は守備の要である遊撃手。ここでは今秋のドラフトの目玉、宗山塁内野手(明大)を選んだ。広陵高から明大に進み、1年春のリーグ戦途中からレギュラーとなり、3年で通算70試合に出場。打率.348、94安打、8本塁打をマークしている逸材だ。井端監督は昨年12月の大学日本代表候補合宿を視察しており、実力も把握済み。トップチームに招集される可能性は十分にあるだろう。
遊撃手は超激戦区だ。アジチャンを故障のため辞退した紅林弘太郎内野手(オリックス)も候補に入ってくるはず。ここにアジチャンで存在感を示した小園海斗内野手(広島)や、主に二塁で出場して大会MVPに輝いた門脇誠内野手(巨人)、そして実績十分の中野拓夢内野手(阪神)も候補に加わる。二遊間はハイレベルな争いになりそうだ。
昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)メンバーの中からアジチャンに選出されたのは牧秀悟内野手(DeNA)だけだった。プレミア12を見据えた場合、岡本和真内野手(巨人)や村上宗隆内野手(ヤクルト)らも招集され、中軸を担うと予想する。
捕手には坂倉将吾をいれ、外野は左から森下翔太外野手(阪神)、岡林勇希外野手(中日)、万波中正外野手(日本ハム)の“アジチャン組”を配してみた。投手は宮城大弥投手(オリックス)、高橋宏斗投手(中日)、戸郷翔征投手(巨人)らの若手WBC組に今井達也投手(西武)らが絡んでくる構図か。若手の台頭が著しい野球界。どんなメンバーが招集されるか、注目される。