大谷翔平はメジャー最高の選手ではない? “一刀流”が足枷か…ライバルたちと広がる差

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

2024年の成績予想を加味して分析するとアクーニャJr.が1位に

 オフのFA史上最大の目玉だった大谷翔平投手は今季、ドジャースでプレーする。昨季ア・リーグ満票MVPを獲得した二刀流はしばし、「GOAT」「ユニコーン」と称されることがある。すでに史上最高の選手との呼び声もあるが、MLB公式サイトのマイク・ペトロレオ記者は2024年段階では大谷ではないとみている。

 同記者は現在のMLB最高の選手について「それは簡単。ショウへイ・オオタニだ。彼以外の誰かだと想像できるか? 彼に決まってる」と断言。一方で今季に限ってみると、「あなたが思っているのとは違うかも」と綴った。

 大谷は昨年9月に行った右肘手術の影響で今季は打者に専念。「投手オオタニは怪我をしているが、桁外れて素晴らしいDHでもある。数ある野球選手のなかで最高の選手だ。しかし来季は投げられないので、2024年は球界屈指の選手にすぎない」と述べた。

 では、最高の選手とは誰なのか。同記者は直近3年間の選手の貢献度を表す「WAR」をもとに分析。直近3年間のWARを、直近のシーズンを6割、2シーズン前を3割、3シーズン前を1割で計算すると1位は大谷に。しかし、データサイト「ファングラフス」の予測システム「Steamer/スチーマー」の2024年の予想を取り入れ、2022年から2024年の成績で計算すると、1位はブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手の7.2、2位はドジャースのムーキー・ベッツ外野手の6.7、3位に大谷の6.5となるという。

 また、同記者は「ベッツは二塁に回ることでより価値のある選手になるし、アクーニャJr.はエラーとしては記録されない酷い守備に足を引っ張られた」とさらにWARを伸ばすとみている。一方の大谷は今季は指名打者固定の予定。そのため、“今季時点では”大谷はメジャー最高選手にはなれないと分析している。

(Full-Count編集部)

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