ヤクルト、ドラ1西舘ら新人3投手が1軍キャンプへ 高津監督「余裕ある投手陣ではない」
新人合同自主トレがスタート「最初から戦力になってほしいと」
ヤクルトの新人合同自主トレが10日、埼玉県戸田市内の2軍施設でスタートした。高津臣吾監督は、ドラフト1位・西舘昂汰投手(専修大)、同2位・松本健吾投手(トヨタ自動車)、同3位・石原勇輝投手(明大)について「連れていく予定にはしています」と2月1日から始まる春季キャンプで1軍スタートとなる方針を示した。
キャッチボールなどを見守った指揮官は「今後全体会議もありますし、そこで(キャンプメンバーは)正式に決まっていくと思いますけど」とした上で、即戦力候補3投手への期待を込めた。
「大卒・社会人は最初から戦力になってほしいと思って指名させていただいたわけですし、そうなっていることを願っていますし、決して余裕のある投手陣ではないので、そういう選手が頑張ってくれることがチームのレベルアップにつながると思っていますので期待はしています」
2年連続優勝から、昨季は5位に転落。奪還に向けても課題の投手力強化は欠かせない。最速152キロ右腕の西舘、多彩な変化球を操る社会人No.1右腕の松本、最速149キロの左の本格派・石原が台頭すれば、チームの底上げにつながることは間違いないだろう。指揮官は「この1か月をしっかり過ごしてもらって、2月のキャンプだったり3月のスタートに合わせてくれれば」と話した。
(町田利衣 / Rie Machida)