鷹GM、甲斐野リスト漏れは「苦渋の選択」 山川の人的補償で移籍「層の厚さを勘案」
ソフトバンクはこのオフ、FAで山川穂高を獲得していた
西武は11日、国内FA権を行使してソフトバンクに移籍した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手を指名したと発表した。報道陣に対応したソフトバンク・三笠杉彦GMは、プロテクトリストから甲斐野が外れていたことについて「毎年、苦渋の選択になりますけど、28人という少ないプロテクトの人数の中で選択をして、というところです」と語った。
山川を獲得したソフトバンクは、昨年末に28人のプロテクトリストを西武球団に送付。そのリストから漏れた選手の中で、西武球団内で検討を重ねた結果、最速160キロを誇る甲斐野を指名することに決めた。
2018年のドラフト1位で東洋大から入団した右腕は、1年目の2019年に65試合に登板。その後、怪我で苦しんだ時期もあったが、昨季は46試合に登板して3勝1敗8ホールド2セーブ、防御率2.53という成績を残していた。
三笠GMは「我々としても契約更改をして、今季の活躍を期待していた選手ですので残念ではありますけど、本人にも話はしましたけど、僕らが言うのもアレですが、チャンスだと思って新天地で頑張ってほしいと言う話をしました」と明かした上で「ポジションごとの層の厚さ、薄さというのも総合的に勘案して、リストを作っていますので、そういう意味では救援陣は比較的、層が厚い部門ではあったと思います」と話した。
(Full-Count編集部)