巨人新助っ人の際立つ「11.29」 盤石救援陣誕生へ…OBも太鼓判「いい補強できた」
昨季まで阪神に所属したケラーはNPB2年間で計61登板して防御率2.59
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、巨人が獲得したカイル・ケラー投手について「いい補強ができた。投手陣を阿部監督が整備してしっかりブルペンでしのぎきる、そんな選手を集めているのではないか」と活躍に太鼓判を押した。
メジャー44登板のケラーは、2022年から阪神で2年間を過ごし、NPB計61試合に登板して4勝2敗4セーブ、防御率2.59。高橋氏は59イニングで74三振、奪三振率11.29に着目し「三振取れる投手はブルペンにいて安心感がある。三振でピンチをしのいでくれたり流れを変えてくれることがあると思うので一番のセールスポイント」と感心した。
昨季は優勝を譲ったライバル球団からの獲得にも「阪神の投手、クオリティが高いですよね。まとまった投手だなと思う。コントロールも自滅していくタイプでない。そこもいいところ」と話す。
巨人の今季の抑えは大勢投手が務める方向だが「万が一、大勢投手がダメだった時のことをすごく考えている。大勢投手がクローザーになるのが一番理想の形ですけど、もしものことを考えたときのサポート役が何人かいるので安心はあるのではないか。色んなバリエーションを考えている」と分析した。
昨季の救援防御率はリーグワーストの3.83。改善に向けた的確な補強に、高橋氏は「バランスのいいブルペン陣、投手陣になる。大勢投手、中川投手がいて、バルドナードがいてケラーがいて、切磋琢磨できる状況ができている。そうなると全体のレベルアップができるので2024年のジャイアンツが楽しみ。優勝の可能性が十分出てくる。ケラーだけじゃないですけど、(優勝への)1つのピースとしてはキーになる。彼の成績も大事になってくるんじゃないかと思いますね」と期待を寄せた。