“日本人10位”から始まった大谷翔平 登り詰めたNo.1の座…乗り越えた苦難の連続

2018年、エンゼルス時代の大谷翔平【写真:Getty Images】
2018年、エンゼルス時代の大谷翔平【写真:Getty Images】

「FOXスポーツ」が日本人投手のルーキーイヤーの独自トップ10ランクを発表

 このオフ、野球日本代表「侍ジャパン」でも活躍した2人の日本を代表する先発投手がメジャー移籍を実現。山本由伸がオリックスからドジャースへ、今永昇太がDeNAからカブスへ入団した。米メディア「FOXスポーツ」では日本人投手のルーキーイヤーの独自トップ10ランクを発表。ドジャースの大谷翔平は10位に格付けされた。

 大谷の2018年のメジャー1年目はエンゼルスで10試合に先発し、4勝2敗、防御率3.31、63奪三振、22四死球、WHIP(1イニング平均で与四球+被安打で許した走者数)は1.16だった。

 同年の大谷は6月に右肘内側側副靱帯の問題で離脱。約1か月後には打撃を再開したが、投手復帰は9月になってからだった。だが、すぐに同箇所の損傷に対処するためにトミー・ジョン手術が必要であることが判明し、投手としてのシーズンを終了していた。

 記事では「オオタニはMLB史上最高の日本人選手であり、間違いなく史上最も才能のある野球選手であると、何の問題もなく主張できる。しかし、メジャーでのルーキーシーズンは、彼が後に成し遂げることになる偉業の、ほんの短いプレビューをファンに提供したに過ぎなかった」と総括。同年に22本塁打を放ち新人王を獲得したが、投手としての成績で10位としていた。

 その後、大谷は投打二刀流として圧倒的な成績を残し、2度の満票MVPを獲得するなどメジャーを代表する選手に君臨。昨年オフには10年総額7億ドル(約1030億円)というメジャー史上最高額の契約でドジャースに移籍し、名実ともに球界の顔とも呼べる選手になった。

 なお、1位は野茂英雄(1995年、ドジャース)で28試合13勝6敗、236奪三振、防御率2.54。2位に千賀滉大(2023年、メッツ)で29試合12勝7敗、202奪三振、防御率2.98。3位は田中将大(2014年、ヤンキース)で20試合13勝5敗、141奪三振、防御率2.77だった。

(Full-Count編集部)

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