オリが獲得…自由契約にいた“お宝”「良い補強」 右腕が示した12球団断トツ「1.5%」
オリが前ロッテカスティーヨ獲得…昨年の与四球割合は「1.5%」
オリックスは16日、新外国人選手としてアンダーソン・エスピノーザ投手(パドレス傘下3A)、前ロッテのルイス・カスティーヨ投手を獲得したと発表した。カスティーヨは昨年、3勝にとどまったが特筆すべき能力を発揮していた。
ドミニカ共和国出身の28歳右腕は昨年、12登板(9先発)で計49回を投げて3勝3敗1ホールド、防御率3.12。6月終了時点では防御率6.75と苦戦していた。ところが、後半戦は激変。35回2/3を投げて防御率1.77。本塁打も許さなかった。
四球数は僅かに3。セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、与四球割合(BB%)は「1.5%」で、10イニング以上を投げた投手では12球団トップの数値だった。オフに自由契約公示され、その動向が注目されていた。
カスティーヨ獲得に、SNSでは「良い補強してるなぁ」「オリックスかなり優秀すぎや」とファンからも歓喜の声が上がっている。山本由伸投手、山崎福也投手が流出する中、助っ人ではカスティーヨ、エスピノーザ、アンドレス・マチャドの3投手を獲得。リーグ4連覇へ抜かりはない。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。