“就活中”の元DeNA助っ人、メジャーに居場所無しか… 米報道、失った首位打者の輝き
グリエルはアストロズで7年間プレー後、昨季はマーリンズに所属した
元DeNAで、このオフにマーリンズからFAとなっている39歳のユリ・グリエル内野手の去就が注目されている。2021年にはア・リーグ首位打者に輝いた巧打者だが、現時点で2024年の所属チームは未定だ。
全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者は自身のX(旧ツイッター)に「2024年シーズンに向けて、いくつかのMLB球団からユリ・グリエルとの契約に興味が寄せられている」との情報とともに、グリエルの「もうすぐ決断しなければならない」とのコメントを投稿した。
グリエルはアストロズでの7シーズンを終えた2022年オフにマーリンズとマイナー契約を結び、2023年春のキャンプでロースター枠を勝ち取った。開幕後はいいスタートを切ったが、6月半ばに打撃不振に陥り、そのまま復調することなく。2023年は108試合の出場で打率.245、4本塁打、27打点に終わった。
2021年までは好打率を残すも2022年も打率.242と苦しみ、39歳になったグリエルはこれで2年連続精彩を欠いてしまった。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では年齢やパフォーマンス面からMLBでプレーし続けて9シーズン目を迎えるつもりならば、またマイナー契約に限定される可能性が高いと指摘した。
グリエルは2001年に17歳の若さで母国キューバでプロデビュー。国内トップリーグにあたるキューバ・ナショナル・シリーズ史上では屈指の選手で、通算5300打席近くで打率.320、出塁率.425、長打率.599の成績を残しているが、MLB入りしたのは32歳の時だった。
「このキューバ生まれのベテラン選手にどのチームが関心を示したかははっきりしないが、憶測で数チームが頭に浮かぶ」として、ツインズ、ダイヤモンドバックス、マリナーズ、ガーディアンズを挙げている。
(Full-Count編集部)