大谷翔平の勧誘活動は「エ軍では見られなかった」 続くトラウトの沈黙…番記者が抱く疑問
大谷の移籍については沈黙を貫いているトラウト
大谷翔平投手がドジャースへ移籍し、1か月以上が経過した。しかし、未だエンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手は大谷の移籍についてノーコメントを貫いている。エンゼルスの番記者も「(大谷が)ドジャースと契約する数週間前に彼のMVPを祝福していたのに」と、トラウトの行動に疑問を抱いていた。
トラウトは大谷がドジャースへ移籍して以降、SNSで大谷についての言及はない。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「私もこれに気づいており、彼が何も言わない背後にある思考プロセスに興味があった」と言及。「トラウトのソーシャルメディアの活動がかなり限られていることだと、覚えておく必要がある」としつつも、以前からトラウトが大谷に対してSNSでコメントしてきたことを指摘した。
大谷はドジャース移籍後すぐに、“勧誘活動”を開始。山本由伸投手の面談に参戦したり、タイラー・グラスノー投手に「あなたのために本塁打を打ちたい」とビデオメッセージを送ったりするなど、補強に貢献していた。
同記者は大谷の行動について「エンゼルスでは見られなかったこと」と指摘。「そして、さらに重要なことに、エンゼルスはトラウトをそのような方法で活用していない」と、トラウトと大谷の行動も比較し、話した。
トラウトはMVP3度を誇る球界のスター。人間性も抜群で、エンゼルスでは多くの後輩がトラウトのことを慕ってきた。だからこそブラム記者は「トラウトは同僚たちの間で非常に人気があり、誰もがチームメートにしたいようなスーパースターだ。なぜ彼はもっと前面に出ていないのだろうか?」と最後まで疑問が尽きなかった。
(Full-Count編集部)