トラウトの“聖域”消滅か「重大な協議事項」 大谷が抜け“勝つための決断”…番記者が見解
度重なる怪我…トラウトのポジションはセンターのままでいいのか
長年エンゼルスの中堅を守ってきたマイク・トラウト外野手に“ポジション変更”の可能性が浮上している。近年は度重なる負傷に泣かされており、守備の負担を軽減させるべきとの見方も……。米番記者も「深刻な協議事項」と指摘した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番、サム・ブラム記者が、記事の中で読者から質問に答えた。「トラウトを左翼に移す時だと思いますか? そしてワシントン監督は彼を説得できると思いますか?」との質問に対しては「YESだが、はっきりとはわからない。彼の怪我と契約期間の長さを考えると、これは近いうちに深刻な協議事項とならないといけない」と回答した。
トラウトは2019年から12年総額4億2650万ドル(約620億円)でエンゼルスとの契約を延長。同年に3度目のMVPを受賞したが、直近の3年間は怪我もあって237試合の出場にとどまっている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も、今オフにエンゼルスが中堅手の獲得も検討しているとし、トラウトのコンバート案がチーム内に浮上していることを伝えていた。
コンバートなら両翼か、DHでの起用が増えそうだ。大谷翔平投手が抜けたため、今季からはDHの枠を多くの選手で回すことも可能となる。ブラム記者は「彼がより負担の少ないポジションでプレーすることは、全員の助けになる」と言及。2022年は119試合で40本塁打をマークするなど、出場さえできればまだまだ結果を残すことができる。大谷の穴は大きいが、スターの打棒でチームを支えられるか。
(Full-Count編集部)