46歳で現役も…元虎助っ人が「最後の登板か」 退団から17年、母国で築いた英雄の地位

元阪神のクリス・オクスプリング【写真:Getty Images】
元阪神のクリス・オクスプリング【写真:Getty Images】

2006年に阪神でプレーしたオクスプリングが「おそらく最後の試合に登板」

 2006年に阪神でもプレーしたオーストラリアのレジェンド右腕が、プロ人生に終止符を打つようだ。ABL(豪州ウインターリーグ)の公式X(旧ツイッター)は21日、シドニーに所属するクリス・オクスプリング投手のピッチング映像を投稿。「今日おそらく最後となるプロの試合に登板した」と綴った。

 オクスプリングは2000年にパドレスとマイナー契約を結ぶと、2004年のアテネ五輪で活躍。日本との準決勝では6回2/3を5安打無失点の好投で勝利投手となり、オーストラリア代表の銀メダル獲得に貢献した。2005年にメジャー初登板を果たすと、2006年には阪神に加入。16試合に登板して4勝3敗、防御率5.12の成績で1年で退団となった。

 しかし、その後の野球人生のほうが遥かに長かった。2007、08年はKBO(韓国プロ野球)のLGでプレー。タイガースとのマイナー契約、米独立アトランティックリーグなどを経て、2013、14年は再び韓国に戻ってロッテで活躍した。2015年はKTに移籍し、3年連続の2桁勝利を達成。2016年にはロッテの2軍投手コーチを務めたが、豪州ウインターリーグで現役復帰を果たした。

 その後は、2019年のプレミア12にオーストラリア代表の投手コーチとして参加するなど、指導者としてのキャリアも積みながら、豪州ウインターリーグには現役選手として参加していた。2022年には13試合に登板して防御率2.15という驚異的な成績。45歳で迎えた今季は、1回2/3を投げて防御率5.40だった。

(Full-Count編集部)

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