30HR打っても“控え以下”の不思議 メジャー実績十分も…巨人オドーアは活躍できる?

巨人と契約合意したルーグネッド・オドーア【写真:Getty Images】
巨人と契約合意したルーグネッド・オドーア【写真:Getty Images】

巨人はメジャー通算178本塁打の大物、オドーア獲得を発表

 巨人は22日、ルーグネッド・オドーア外野手との契約合意を発表した。3度のシーズン30発以上をマークし、メジャー通算178本塁打と実績は十分。昨夏にパドレスから放出された29歳は、NPBで活躍できるのか。

 オドーアは2014年にレンジャーズでメジャーデビュー。翌2015年から8年連続2桁本塁打、そのうち、3シーズンで30本塁打以上を放った。一方で、課題は確実性で、2019年には178三振を記録。リーグワーストの数字だった。

 2017年にも、30本塁打75打点をマーク。しかし、打率は.204に終わり、OPSも.649だった。同年のWARは「-0.5」。WARとは打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標で、代替可能な控え選手と比べどれだけチームの勝利数を増やしたかを表す。30発打っても“控え選手以下”の数字となっていた。

 投高打低が進むNPB。30本塁打以上を放った助っ人は、DeNAのネフタリ・ソト内野手ら6選手が記録した2019年まで遡る。確実性を上げ、昨季、4位に終わった巨人を救う活躍ができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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