韓国のイチローへ167億円は妥当? 払い過ぎ指摘も…MLB公式が期待する異次元の「9.1」
MLB公式がファングラフスの予想をもとに見解「平均を大きく上回る打者に」
“韓国のイチロー”への6年1億1300万ドル(約167億円)は妥当なのか。MLB公式サイトのデビッド・アドラー記者が今オフにジャイアンツと大型契約を結んだイ・ジョンフ(李政厚)外野手について言及。「ファングラフス」の「Depth Charts」の予想をもとに「彼はメジャーリーグでは平均を大きく上回る打者になるだろう」と絶賛した。
イ・ジョンフをめぐっては、1億1300万ドルの大型契約に一部では「オオタニを逃したことによるパニックバイです。正直オーバーペイだと思います」と指摘も。韓国では7年間で1181安打、通算打率.340を誇るヒットメーカー。しかし、パワー不足を疑問視する声もあった。
ファングラフスの予想では、打率.291、11本塁打、54打点の成績。打席あたりの得点創出の多さを平均的な打者を100とした場合のパーセンテージで評価する指標「+wRC」は116と平均以上。中でも突出しているのが、三振率。9.1%はルイス・アラエス内野手(マーリンズ)に次ぎ、メジャー2位の好数値だ。
同記者は昨年の吉田正尚外野手(レッドソックス)と比較。「一年前のマサタカ・ヨシダと同様、2024年の予想も、ハイレベルの国際リーグからMLBにやってきた傑出したコンタクトヒッターを高く評価している」と綴った。「ヨシダについておおむね当たっており、これはサンフランシスコのイ・ジョンフにとって良い前兆」と期待した。
(Full-Count編集部)