エース左腕を待つ試練 36歳から躍進、憧れ舞台に立てず…明暗分かれる“歴史”

カブス・今永昇太(写真はDeNA在籍時)【写真:荒川祐史】
カブス・今永昇太(写真はDeNA在籍時)【写真:荒川祐史】

今永昇太はDeNAから6人目の米移籍投手に…過去には佐々木主浩や斎藤隆ら

 DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指した今永昇太投手は、カブスと4年5300万ドル(約77億円)で契約を結んだ。DeNA(前身時代含む)からMLBに移籍する6人目の投手となるエース左腕は、明暗別れる“球団史”に挑む。

 12日(日本時間13日)の入団会見では背番号「18」のユニホーム姿を初披露し、第一声で「ヘイ、シカゴ!」と呼びかけ、メディア、ファンの心を掴むなど、早くも注目。「自分自身がカブスと一緒に成長して。完成に近づいていければいいかなと思います」と意気込みを示した。

 DeNAからのメジャー移籍投手といえば2000年にマリナーズ入りした佐々木主浩が63試合に登板し37セーブをマーク。ア・リーグの新人王に輝いた。2006年にドジャース入りした斎藤隆も救援として活躍し、当時36歳になるシーズンでチーム最多72試合に投げ、24セーブという成績を残した。

 一方で大家友和は23歳シーズンの1999年にレッドソックスとマイナー契約を結び、メジャーとマイナーを行き来しながら8試合1勝2敗、防御率6.23に終わった。2002年以降は先発として結果を残していった。小宮山悟は2002年からメッツに所属。救援として25試合に登板するが勝ち星なしの3敗、防御率5.61と振るわなかった。デニー友利は2005年にレッドソックスとマイナー契約を結ぶも、メジャー昇格は果たせなかった。

(Full-Count編集部)

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