巨人にまだいる逸材…19歳の育成右腕の可能性 1年で球速10キロ増、衝撃数値「8.3」
高卒3年目の京本は昨季2軍で15試合に登板して5勝4敗、防御率2.36
阿部慎之助新監督のもと、2年連続Bクラスからの巻き返しを図る巨人。若手の覚醒が待たれるが、高卒3年目を迎えた京本眞投手に期待が高まる。昨年1年間で球速が約10キロアップした伸びしろ十分の育成右腕だ。
2021年育成7位で入団し、昨季はイースタン・リーグで15試合に登板して5勝4敗、防御率2.36、76回1/3で70奪三振と順調に成長している。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、大きな“武器”があることが分かる。
チェンジアップによる失点増減の合計を示す「wCH」が、2軍で70イニング以上投げた投手の中で2位の「8.3」という数字を残した。昨年の秋季キャンプに参加し、杉内俊哉投手コーチから「タイプ的には広島の森下(暢仁)投手。柔らかさもあるし、投げ方も含めてね」と注目している存在だ。
身長189センチ、体重80キロとプロの中ではまだ細身。杉内コーチも「大きくなったら面白いよね」と話していたが、支配下から一気にブレークを果たす可能性も十分に秘めている。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。