“大谷超え”25歳を待つNYの厳しさ 不振なら批判の嵐…米疑問視「耐えられるだろうか」
ヤンキースへトレードされたフアン・ソトは「この2年間、実力以下の成績に終わっている」
昨季パドレスでプレーした移籍したフアン・ソト外野手は、今オフから名門ヤンキースへトレードで移籍した。年俸調停権を持つ選手としては、ドジャース・大谷翔平投手を抜き史上最高額の3100万ドル(約45億円)で契約に合意した25歳のスターへの期待は高い。裏を返せば、期待に応えられないと、厳しい批判が待っているということだ。
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「大失敗する2023-24MLBオフシーズンの決断を予想」と題した記事を公開。その中で、ソトのヤンキース入りを挙げた。「視覚に訴える部分だけでも魅力的だ」としつつ、不振に陥った場合「ヤンキースのファンはそれに耐える辛抱強さがあるだろうか? この盛り上がりや期待の中、メディアはどのようにソトを扱うだろうか?」と疑問視してる。
“天才”と称される男は、19歳の時にナショナルズでメジャーデビュー。1年目から22本塁打、70打点をマークするなど、6年間で通算160本塁打、483打点を記録している。選球眼も抜群で、出塁率4割を下回ったシーズンは未だない。通算OPSも.945を誇る。
昨季は4月終了時点で、打率.202、5本塁打、11打点、OPS.757と苦しんだ。終盤に徐々に調子を上げ、最終的には162試合に出場。打率.275、35本塁打、109打点、OPS.930の成績を残したが、チームはプレーオフ進出を逃した。
同メディアはニューヨークのファンの過度な期待を「まったく問題にしないだけの才能がある」と称賛しつつ、直近の不振について言及。「ソトにとって今年は、(来季以降の)契約がかかる年だ。そして彼個人はこの2年間、実力以下の成績に終わっている。ブロンクスではどこかの段階で、(ヤンキースが)苦しい立場に置かれることになる。そのとき彼らはどう対処するだろうか?」と疑問を呈した。
(Full-Count編集部)