大谷翔平に「腹が立った」 急遽の“代打”で爆笑掛け合い…名将登壇の裏側
大谷を紹介したベイカー氏、本来は別の人が紹介する予定だった
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、全米野球記者協会(BBWAA)のニューヨーク支部が主催する夕食会に出席。壇上では昨季までアストロズの監督を務めたダスティ・ベイカー氏が、これまでライバルだった大谷をジョーク交じりに紹介して爆笑をかっさらったが、実はベイカー氏の登壇は元々予定されていなかったということが判明した。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨ記者によると、元々は俳優やコメディアンとして活躍するウィル・フェレルが大谷を紹介する予定だったが、スケジュールの都合で、数日前に急遽ベイカー氏に変更となったという。
会場には関係者やファンなど約600人が集結。登壇したベイカー氏は松井秀喜、野茂英雄とかつてメジャーで活躍した日本選手の名前を挙げて称賛すると、「オオタニ」について言及。「この男は私が見てきた中で屈指の(日本人)選手だ。そして謙虚だ。時に彼には腹が立った。打席に向かう前に私の方を見たからだ。私はその時、何かを書き留めているふりをした。こうやって何かを手に取って。でも、そうしながら彼の方を見た。すると、彼は私の方を見て頷き、私も頷く。そして彼は(パーンと)ホームランを打つ」と話すと、会場は爆笑に包まれた。
ベイカー氏の妻も“大谷ファン”で知られ、昨季まではエンゼルス戦が行われるたびに、試合前の取材では大谷の名を挙げて称賛していた。その後も談笑では、「彼は本当に悪い男なんだ」「彼は才能があるだけでなく、ルックスもいいね」と“舌好調”。急遽の登壇にはなったが、大谷について話したいことがたくさんあったはずの名将にとっては、いい機会となったかもしれない。
(Full-Count編集部)