1年で別のチームに…独走優勝でも“総入れ替え” 大谷抜きのド軍ローテが「球界屈指」
「いいピッチャーが揃っている。山本とグラスノーが鍵だ」
大谷翔平投手が加入したドジャースの予想先発ローテーションの“激変ぶり”が米国内で話題となっている。山本由伸投手ら大型補強の影響もあり、昨季の開幕ローテ5人が“完全刷新”される可能性が指摘されている。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」でドジャース番記者を務めるビル・プランケット氏は自身のX(旧ツイッター)で昨シーズン開幕時の顔触れを紹介。フリオ・ウリアス投手、ダスティン・メイ投手、クレイトン・カーショー投手、ノア・シンダーガード投手、マイケル・グローブ投手を羅列している。
「シーズン終了時にまだドジャースで先発を続けていたのはカーショーだけだった」としたが、そのカーショーもシーズン終了後に左肩の手術を受け、復帰の時期は見えていない。
同記者はまた「ドジャースは来週、この先発ローテーションでスプリング・トレーニングに臨むことになる」と言及したうえで、ガラッと変わった今季の予想に触れた。タイラー・グラスノー投手、山本、ウォーカー・ビューラー投手、ボビー・ミラー投手、ジェームズ・パクストン投手の名前を並べ「右腕のエメット・シーハンとギャビン・ストーンがシーズンの開幕時にビューラーの代わりとして彼のポジションを争う」とした。
元パドレスのヨンダー・アロンソ氏がMLBネットワークの番組に出演し「彼らに健康面の疑問が多いが、投手は揃っている」と主張。大型補強を敢行したドジャースの投手陣の層の厚さを評価した。
同氏は「タイラー・グラスノーは能力が高い。パクストンは(2013年から6年間プレーした)シアトルでエースだった。彼の場合は健康でいることが最も重要だ」と述べ、「先発投手は1年間に11人か12人必要だ。健康面での不安は多いが、いいピッチャーが揃っている。山本とグラスノーが鍵だ」。メジャー1年目となる山本の負担を軽減するためにローテを6人で回す可能性にも触れていた。
大谷翔平も今季は手術の影響で打者に専念する。昨季は2位のダイヤモンドバックスに16ゲーム差をつけて優勝したドジャースのローテが“総入れ替え”となる可能性があるだけに、ファンからも「開幕投手は誰になるんだろう」「カーショーはどうなる」「球界屈指のローテーション」「グラスノーには保険が必要」といった声が挙がっている。
(Full-Count編集部)