契約合意から2日…ド軍左腕が“年俸”6億円減の悲劇 破談は回避も、浮上した問題
パクストンの契約基本額が6億円減少すると伝えられた
ドジャースと合意したジェームズ・パクストン投手の契約が、元々報道されていた保証額1100万ドル(約16億2000万円)から700万ドル(約10億3000万円)に減額になったと、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が1月31日(日本時間2月1日)に伝えた。減額の理由は「健康上の懸念」と説明されている。
35歳のパクストンは、29日(同30日)にドジャースが獲得を発表していた。2013年にマリナーズでメジャーデビュー。2017年から3年連続で2桁勝利を挙げ、2018年5月にはノーヒットノーランを達成。昨季はレッドソックスで19試合登板して7勝5敗、防御率4.50だった。
パクストンとの契約は、出来高とロースター入りのボーナスが付くことで、最大で1300万ドル(約19億1000万円)になる可能性があるとされており、同メディアは、左腕の健康上の理由により、保証されている最低金額が大幅に減少したと言及。「契約が破談になるほど深刻ではなかったものの、その問題により契約の構造を手直しすることになった」と伝えた。
出来高に関しては、パクストンは3月20日(同21日)開催の韓国シリーズ、あるいは3月28日(同29日)の米国での本拠地開幕戦で、パクストンが26人ロースター入りしていれば、200万ドル(約2億9000万円)。仮に26人ロースター入りしていない場合でも、4月15日(同16日)までに26人ロースター入りしていれば100万ドル(約1億5000万円)を手にし、その条件を満たしつつ、最終的に20先発登板すればプラス100万ドル(約1億5000万円)を手にするという。
新加入の山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手やウォーカー・ビューラー投手、ボビー・ミラー投手らとともに“球界屈指”の先発ローテを形成する予定だが、シーズンでのパクストンのパフォーマンスはどうなるだろうか。
(Full-Count編集部)