大谷翔平“ボブルヘッド券”の価格高騰　最安3000円→1.9万円に…お財布に厳しい新天地

エンゼルス・大谷のボブルヘッド付き入場券は最安3000円ほどだった

　ドジャースのキャンプインが目前に迫ってきたロサンゼルスは、より“大谷翔平カラー”が強まっていた。ドジャースのオフィシャルグッズを扱う「ドジャース・クラブハウス」。入り口のショーウィンドウには「オオタニのジャージは中にあります」とデカデカと書かれ、入り口から大谷グッズがいくつも並べられていた。

　17番のレプリカユニホーム、米国人が好む漢字のネームが施されたTシャツは青、黒、白の3色展開。大谷がデザインされたTシャツが5パターンほど用意されていた。「ジャージとTシャツは常に人気があります。なんでも売れてしまうんです。入荷するとすぐ売り切れちゃうんだから」。女性店員も驚きを隠そうとしない。

　数ある大谷グッズの中で一番人気なのが、大谷がアニメ風に描かれたTシャツだという。この店舗ではSサイズの残り1点のみ。190センチほどある大柄な男性がTシャツを手に「もうSサイズしかないのか……」と、しょんぼりしていた。

　この日、今季ドジャースタジアムで行われる公式戦のチケットが販売された。驚いたのは、大谷のボブルヘッドが来場者に配布される5月16日（同17日）のレッズ戦のチケット価格設定。現地23時時点で、最安は左翼ポール付近の最上階席で125ドル（約1万8500円）だった。昨年のエンゼルス・大谷ボブルヘッドデーは最安18ドル（約2700円）だったと記憶している。実に7倍近く価格上昇していることになる。

　それに加え、日本経済は2022年春から円安が続いている。ドジャース・大谷を追っかけるのは、かなりの“覚悟”が必要となりそうだ。