松井秀喜臨時コーチ、レッドカーペットで登場も「短いかな」 巨人キャンプ合流に歓声
2018年以来6年ぶり4度目「声をかけてくれるのは素直にうれしかった」
巨人の宮崎キャンプに10日、松井秀喜臨時コーチ(ヤンキースGM付特別アドバイザー)が合流した。午前9時2分にメーン球場のサンマリンスタジアム宮崎に入った際には、約100人のファンから歓声で迎えられた。13日まで4日間指導にあたる予定だ。
松井氏が春季キャンプで臨時コーチを務めるのは、2018年以来6年ぶり4度目。上下黒色のトレーニングウェアで登場すると、ファンからの「松井さ~ん」「かっこいい!」などの歓声に、時折手を振って応えた。
前日9日に宮崎入り。「阿部監督から直接『もしお時間があれば、ぜひ』と言われたので、時間をつくってきました。必要ないんじゃないかと思ったけれど、彼とは一緒にプレーもしたし、声をかけてくれるのは素直にうれしかった」と述懐。「(巨人選手の)全員気になります。ジャイアンツの目標は優勝しかない。何か選手の背中を押せる、ちょっとした刺激になればいいと思います」と意欲を見せていた。
グラウンドではレッドカーペットが敷かれ、スコアボードには「WELCOME BACK HIDEKI MATSUI」の文字が。「ゴジラのテーマ」が流れる中で選手らに迎えられた。球団によれば「OBの松井です。偉大なOBを迎えるにはちょっとレッドカーペットが短いかな(笑)。ジャイアンツ、アメリカでの私の経験、そして色々なすごい選手を近くで見てきた、そういうことも伝えて、皆さんがいいシーズンを送れるよう、背中を押せるようにしたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶した。