去就未定のバウアーは「もう1年日本で」 米幹部証言、キャンプインも遠ざかるMLB復帰
NY紙「オファー(最低年俸)を未だに誰も受け入れていないことは驚き」
DeNAを自由契約となったトレバー・バウアー投手の去就はいまだ発表されていない。ドジャースは9日(日本時間10日)にバッテリー組とリハビリ組がキャンプインする中、熱望するメジャー復帰は困難を極める。複数の幹部の話として「もう1年日本でプレーをする必要があるかもしれない」と報じられた。
ニューヨーク紙「ニューヨーク・タイムズ」で、敏腕記者ジョン・ヘイマンは、バウアーがMLB最低年俸の74万ドル(約1億1000万円)+出来高払いのオファーを受け入れるつもりだと説明し「7、8球団がバウアーの関係者(バウアーの代理人と弁護士を務めるジョン・フェテロフ氏)と連絡を取り合っているが、未契約のままだ。フェテロフ氏は『これはお金の問題ではない。(駄目なら)最低費用でお払い箱にすることができる』とコメントした」という。
さらにフェテロフ氏が「犯罪で起訴された男ではない。出場停止処分は受けていたが全うした」と語ったことや「世間体と(ピッチングの)パフォーマンスを天秤に掛けないといけない。とある上層幹部は1年前にバウアーを雇うには『違う惑星から来る必要がある』と私に言ってきた。最近になって複数の幹部は、彼はもう1年日本でプレーする必要があるかもしれないことを私に伝えてきた」と明かした。
同紙は「(市場では)高い能力を持った投手の需要は高いが、彼のオファー(最低年俸)を未だに誰も受け入れていないことは驚きだ」とも。自身のSNSでも異例の売り込みを行うなどメジャー復帰を熱望している元CY賞右腕だが、願いは叶うのだろうか。
(Full-Count編集部)