大谷翔平、“秘密兵器”で走力向上に着手 日本人初のトリプルスリーに期待大

下半身トレーニングをしたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
下半身トレーニングをしたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

キャンプ2日目は「1080スプリント」を使って下半身トレーニング

 ドジャース・大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設でトレーニングを行った。初日の前日9日(同10日)は屋内で調整したが、この日はフィールドへ。下半身の強化メニューに汗を流した。

 キャンプ2日目。大谷は「1080スプリント」という機器を使ってトレーニングをした。腰付近に紐のついたベルトを巻いてショートダッシュを繰り返した。ダッシュ後はトレーナーの持つタブレット端末を確認。同製品のホームページによると、「1080スプリント」は負荷をかけてスピード、加速度などを測定する器具という。

 ベース拡大・牽制球制限のルール改正が行われた昨季20盗塁をマークしたが、リーグ20位タイ(メジャー43位タイ)だった。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手がメジャートップの73盗塁を決めるなど、大きく数字を伸ばしただけに、走塁でも負けられないところだ。

 下半身トレーニング後はバットを持って屋内施設へ向かった。練習後には山本由伸投手と話しながら施設を出てくるなど充実した表情を見せた。

 日本選手のシーズン最多盗塁は2001年イチローの56盗塁。シーズン30盗塁以上はイチローが10度記録し、松井稼頭央、青木宣親もそれぞれ1度ずつマークしている。大谷が30盗塁以上を決めれば、日本人初のトリプルスリーも見えてくる。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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