山本由伸、大谷翔平の前でブルペン34球「自分の投球ができていた」 50人超の関係者集結
キャンプ2度目のブルペン入り、約50人のチーム関係者が見守った
ドジャースの山本由伸投手は11日(日本時間12日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設で2度目のブルペン入り。スプリット、カーブなどを交えて34球を投げた。大谷翔平投手ら約50人のチーム関係者が見守る中での投球となったが、「自分の投球ができていたと思います」と胸を張った。
大谷から声をかけられてからブルペン入りした。ロバーツ監督やフリードマン編成本部長、ゴームズGMらチーム関係者が集結。「前回は8割ぐらいがストレートだったので、少し変化球を加えながら。クイックモーション、セットポジションも練習できたらと思って投げました」と振り返った。
滑りやすいとされるメジャーの公式球にも対応した。乾燥するアリゾナの気候。日本投手は苦戦する傾向にあるが、物ともしなかった。「多少は違いを感じます。ロジンも日本と違って、ボールに合っている。スプリットは多少抜けましたけど、すぐにアジャストできたと思います」と手応えを見せた。
チーム関係者だけでなく、約200人のファンも集まった。他の投手が投球練習を終える中、最後はブルペンを“独占”。黙々と投げ込んだ。「気づいたら、まだ投げているのが一人になっていたので。しっかり落ち着いて投げました」と笑った。
ブルペン後には大谷ともコミュニケーション。「球種の話だったり。まぁそんな感じです。アドバイス? そういうのはないですね。ピッチングのことを話しました」と振り返った。日本球界のエースがアリゾナキャンプで上々のスタートを切っている。