前任が逮捕状出て解任…元鷹助っ人が新監督に 通算333HRの大砲が前代未聞の“緊急登板”
韓国プロ野球の起亜はイ・ボムホ打撃コーチが新監督に就任したと発表した
KBO(韓国プロ野球)の起亜は13日、イ・ボムホ打撃コーチが新監督に就任したと発表した。イ・ボムホ氏は2010年にはソフトバンクでもプレーするなど、日韓通算333本塁打を放った強打者。起亜は春季キャンプ直前の1月29日、背任収賄などの容疑で逮捕状が出たことからキム・ジョングク監督を解任していた。
ハンファの主砲として活躍したイ・ボムホ氏は、2009年のWBC決勝にも出場。9回2死一、二塁の場面で日本のダルビッシュ有投手から同点打を放った。2010年にはソフトバンクでプレーしたが、48試合の出場で打率.226、4本塁打に終わった。その後は起亜に移籍して韓国復帰し、2019年限りで引退するまで活躍した。
キム・ジョングク監督がキャンプイン直前に不祥事で解任されるという前代未聞の事態に陥っていた起亜。「聯合ニュース」によると、韓国プロ野球史上、現役監督の個人的な不正容疑で逮捕状が請求されたのは初めてだという。優勝候補に挙がるほど戦力は充実。不測の事態を立て直すことができるのか注目だ。
(Full-Count編集部)