太田椋がSNSを開設しない理由 ファンから“要望”受けるも「予定はないです」
オリックス・太田「ほとんどその空間(SNS)に行かないです」
邪心はない。14日に23歳の誕生日を迎えたオリックスの太田椋内野手は、自身の公式SNSを開設していない。チームの若手選手らのほとんどが公式SNSを開設しているが「僕はあまり見ないタイプなので。そんなに載せたいことも起きないですし(笑)」と笑顔を見せた。
SNSを開設しない理由は「とくにないですね……。他の選手のSNSも、あんまり見ないです。ほとんどその空間(SNS)に行かないです」とキッパリ。携帯電話は持つものの、使用頻度は高くない。
太田は2018年ドラフト1位でオリックスに入団。父・暁さんが打撃投手を務め、幼少期からオリックスの試合を京セラドームで何度も観戦していた。広角に強い打球を打ち分けるバッティングが魅力で、今季こそのレギュラー奪取を誓う。
昨季は怪我の影響もあり、出場18試合にとどまった。9月には左手首を手術。リハビリ生活を終え、春季キャンプでは快音を連発している。現在はBグループで奮闘しているが、今後の実戦やオープン戦で結果を残し、まずは開幕1軍発進を決めたいところだ。
14日に誕生日を迎え、改めて気持ちを引き締める。プロ6年目の23歳。入団直後から怪我に泣かされ続けているだけに、飛躍の1年としたい。
「球場や(オフの)イベントなどで「ファンの方からも『SNSの開設お願いします!』と言って頂けますけど、今のところは全くその予定はないですね……。チームメートがアップしている(食事会などの)写真も、気にならないですね(笑)。野球に集中したいなというのが本音です」
バースデーの記念日も、無心でバットを振り続ける。
○真柴健(ましば・けん)1994年8月、大阪府生まれ。京都産業大学卒業後の2017年に日刊スポーツ新聞社へ入社。3年間の阪神担当を経て、2020年からオリックス担当。オリックス勝利の瞬間に「おりほーツイート」するのが、ちまたで話題に。担当3年間で最下位、リーグ優勝、悲願の日本一を見届け、新聞記者の卒業を決意。2023年2月からFull-Count編集部へ。
(真柴健 / Ken Mashiba)