佐々木麟太郎、メジャー入りは最短2027年 米名門大に進学で「新たなトレンドに」

佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】
佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】

佐々木麟太郎は米スタンフォード大へ…MLBドラフト指名は2027年から可能になる

 花巻東高から米留学を目指していた佐々木麟太郎内野手の進学先が、名門のスタンフォード大学に決まった。13日(日本時間14日)に同大学が公式ホームページやSNSで発表した。日本で高校通算140本塁打を放った長距離砲は、最短で2027年MLBドラフトの対象になる。米専門誌「ベースボール・アメリカ」は日本選手の米大学進学が「新たなトレンドになるかもしれない」と伝えている。

 同誌は「日本の未完の天才リンタロウ・ササキがスタンフォード大学に進学表明」の見出しで伝えた。記事によると、佐々木は3月に花巻東を卒業。春学期が始まる4月からスタンフォード大学で履修する。また、大学が西海岸の「パシフィック12カンファレンス(Pac-12)」から東海岸の「アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)」に移ることもあり、佐々木の試合出場は2025年からになるという。

 スタンフォード大学が今月上旬に行った監督インタビューでは、ドラフト指名やリーグ移籍で大幅なロースター変更を余儀なくされたことを明かしている。9人がドラフト指名され、8人がリーグ変更が原因で退団したそうだ。

 記事はまた、佐々木が米国の大学に進学することは、財政面の部分を含めて興味深いことだと伝える。NPB球団にドラフト指名されてポスティングやFAでMLBに移籍することが一般的であり、その方が多くの収入を得られ、将来的にMLBでも契約を選手側がコントロールできると述べる。

 佐々木はMLBドラフトの指名対象になり、最短で2027年に指名される。今回の佐々木の決断により「日本選手が米国の大学に進学するという新たなトレンドができるかもしれない」と予測している。

(Full-Count編集部)

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