「体が反応しない」最強右腕41歳の苦悩 奇跡の復活から2年…年俸65億円の契約最終年
バーランダーが肩の問題で出遅れ「今回はそう簡単にはいかなかった」
アストロズのジャスティン・バーランダー投手が、肩の問題で調整に遅れが出ていると、MLB公式サイトが14日(日本時間15日)に伝えた。サイ・ヤング賞に3回も輝いた最強右腕も、20日には41歳となる。「40歳を迎えると、25歳のときと同じようには体が反応しないということだろう」と苦悩を明かした。
同記事は「バーランダーは肩の問題で投球プログラムが2週間ほど遅れている」と伝え、本人のコメントを紹介。「少し前にちょっとした障害が出たが、それは自然に治った。だが強度を上げていくことについては慎重でありたい。2週間ほど遅れている」と話し、開幕に間に合うかの判断は時期尚早だとした。
さらに「自分はこれまでボールを持ってすぐに投げられるタイプだったが、今回はそう簡単にはいかなかった」とも。キャッチボールを始めた頃に肩に違和感があり、2週間のノースローを余儀なくされたという。
2019年にはアストロズのエースとして21勝を挙げ、サイ・ヤング賞に輝いたが、2020年9月にトミー・ジョン手術。2021年シーズンを全休したが、2022年には28試合に先発して18勝4敗、防御率1.75と復活し、3度目のサイ・ヤング賞を受賞した。昨オフにメッツと2年8666万ドル(約130億円)で契約し、8月にトレードでアストロズ復帰。年俸4333万ドル(約65億円)での契約最終年となる。
(Full-Count編集部)