大谷翔平に「韓国がくぎ付け」 米記者が忘れぬ異様な光景…ライバルを虜にした打撃練習

WBC韓国戦前に打撃練習を行ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
WBC韓国戦前に打撃練習を行ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

クレア記者が忘れられぬWBCでの思い出…1つは大谷の打撃練習

 ドジャース・大谷翔平投手は新天地での初のキャンプで、ここまでフリー打撃を3度実施。推定150メートルの一発を放つなど、衝撃のアーチショーを見せている。思えば大谷のフリー打撃が世界に知れ渡ったのは、約1年前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だった。

 来日した米国人記者にとっても、その衝撃は忘れられない。MLB公式サイトの特派員として宮崎キャンプから野球日本代表「侍ジャパン」を追ったマイケル・クレア記者も、WBCで印象的だったことの1つに大谷の打撃練習を挙げた。

 大谷は昨年3月、中日との壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 名古屋」でチームに合流。試合前の打撃練習でバンテリンドームの5階席に特大アーチを連発した。中日ナインも“整列”して見学。中日の公式YouTubeが、選手のリアクション動画を投稿するほどだった。

 クレア記者が最も印象的だったと語るのが韓国戦前。しのぎを削ってきたライバルも唖然としていた。「対戦相手がオオタニの打撃練習に釘付けになっていたことです。特に東京プールで最大のライバルである韓国の選手が釘付けになっていたことには、とても驚きました」と振り返った。

 他にも大谷が1次ラウンドで放ったホームランボールを、ファンが受け渡していた光景も「驚きました」とクレア記者。「(思い出は)たくさんありますが、人生が変わるほど刺激的な体験でした。人生に一度の経験と言ってもいいでしょう」。その衝撃は今でも色あせることがない。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY