阪神の逸材20歳は「別格やわ」 通用する高卒3年目の長打力…豪快弾に「覚醒の予感」

阪神・前川右京【写真:小林靖】
阪神・前川右京【写真:小林靖】

阪神・前川が練習試合で先制2ラン

 阪神の前川右京外野手が20日、宜野座で行われた韓国・サムスンとの練習試合で先制2ランを放った。フェンスを悠々と越えていった一発に、岡田彰布監督も笑顔。アピールを続ける高卒3年目の20歳に、ファンからも「同世代で1人抜けてる」「これは今年覚醒の予感」と期待の声があがった。

「8番・左翼」で出場すると、2回2死三塁で迎えた第1打席で、相手先発イ・ホソンのボールを思いっきり引っ張った。前川らしい前捌きで運んだ打球は、右翼の芝生に設置されたネットに突き刺さった。

 前川は智弁学園から2021年ドラフト4位で阪神に入団。2年目の昨年は33試合で打率.255(94打数24安打)をマークした。5月30日から8月2日まで1軍に帯同し、3番では12試合に出場して打率.383(47打数18安打)を記録。6月の月間打率は.358(53打数19安打)と結果を残した。後半は2軍暮らしが続いたものの、1軍で通用するポテンシャルを持っていることは証明済みだ。

 今季は1軍キャンプに抜擢され、助っ人らと両翼のポジションを争っている。20歳の豪快な一発に、ネット上では「同世代で1人抜けてる」「これは今年覚醒の予感」「打撃だけ見たら別格やわ」「軽くあててホームランって、凄いパワーや!」などとファンも興奮していた。

 阪神の外野は、中堅こそ近本光司外野手がいるが、両翼は昨季後半戦にレギュラーに定着した森下翔太外野手や、シェルドン・ノイジー外野手らが控える。パワーはチームでもトップクラス、20歳の前川もアピールが続いている。

(Full-Count編集部)

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