37歳なのに8年契約…衝撃の歴代最高額 韓国左腕が正式契約、侍ジャパンの強敵に?

ハンファと契約を結んだリュ・ヒョンジン(写真はブルージェイズ在籍時)【写真:Getty Images】
ハンファと契約を結んだリュ・ヒョンジン(写真はブルージェイズ在籍時)【写真:Getty Images】

韓国ハンファが正式発表、8年総額19億円でKBOリーグ歴代最高額となる

 KBO(韓国プロ野球)のハンファは22日、ブルージェイズからFAになっていた柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手の獲得を正式発表した。韓国の複数メディアによると、8年総額170億ウォン(約19億円)でKBOリーグ歴代最高額。シーズン開幕前の3月25日に37歳を迎えるが、44歳までという長期契約になった。

 リュ・ヒョンジンは、昨年8月に左肘のトミー・ジョン手術から復帰。11試合に先発して3勝3敗、防御率3.46の成績を残してFAとなっていた。これまでのKBOリーグ歴代最高額は、昨オフにFAで斗山に移籍したヤン・ウィジ捕手の最大6年152億ウォン(約17億円)。この金額を大きく上回る超大型契約となった。

 2006年にハンファでデビューし、高卒ルーキーながら最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠に輝き、新人王とMVPを同時受賞して韓国を代表する投手となった。ポスティングシステムを利用して2013年にドジャースへ移籍し、2019年には最優秀防御率のタイトルを獲得。2020年からブルージェイズでプレーしていた。メジャー通算10年で186試合に先発して78勝48敗、防御率3.27の成績を残した。

 ハンファは沖縄で2次キャンプを行っており、韓国メディア「SPOTVニュース」によると、23日にも合流するという。阪神2軍などと練習試合を行う予定だ。また、今年11月には「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」も控えており、もし韓国代表に選出されれば侍ジャパンの強力なライバルになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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