ハムは新加入の左腕が好投も…リード守り切れず引き分け 楽天は対外試合初勝利
パ球団のオープン戦2試合…日本ハムは1点リードの9回にザバラが追いつかれる
日本ハムは24日、タピックスタジアム名護でDeNAとオープン戦を行い、3-3の引き分けで終えた。先発した山崎福也投手はストライク先行の投球で相手打線を寄せ付けず、2回19球無安打無四死球2奪三振という完璧な投球を見せた。
後を受けたパトリック・マーフィー投手は毎回走者を出しながらも、3イニングを無失点に抑える粘りの投球を披露。打線は大貫晋一投手、アンドレ・ジャクソン投手の前に4回まで無得点に抑えられたが、5回に3番手のローワン・ウィック投手を捉えた。伏見寅威捕手の二塁打などで無死一、二塁とすると、アンドリュー・スティーブンソン外野手の適時二塁打で1点を先制。続く松本剛外野手の適時打などで3-0とする。
しかし、6回にドリュー・バーヘイゲン投手、7回には福田俊投手が松尾汐恩捕手に本塁打を浴びるなどそれぞれ1点を失い、点差は1点に。そのまま迎えた9回はアニュラス・ザバラ投手が登板したが、死球と盗塁などで1死三塁のピンチを招き、勝又温史外野手の適時二塁打で同点に追いつかれた。その裏の攻撃は3者凡退に終わり、引き分けに終わった。
楽天は完封リレーで中日を下す
楽天は北谷で中日と対戦し、3-0で勝利した。初回に先頭の小深田大翔内野手が安打で出塁。すかさず盗塁し、ゴロの間に三塁へ進むと、4番・浅村栄斗内野手の適時打で先制。さらに5回には、平良竜哉内野手、阿部寿樹内野手の連打で1死一、三塁の好機をつくると、岡島豪郎外野手が2点適時二塁打を放ち、点差を3点に広げた。
今季初の実戦登板となった先発・田中将大投手は、1回を2安打1奪三振無失点。2番手で登板した荘司康誠投手が3回1安打無死四球、4奪三振無失点の好投を披露した。5回以降は、ニック・ターリー投手、松田啄磨投手、西垣雅矢投手がそれぞれ無失点で抑え、完封リレーとなった。
打線は太田光捕手が3安打、小深田が2安打2盗塁の活躍。新加入のターリーは1回1安打無失点、ルーキーの松田も3回2安打2奪三振無失点と好投し、オープン戦初戦を勝利で収めた。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)