大谷翔平、デビュー戦も「緊張なかった」 いきなり1号で存在感「予定通りに終われた」
ホワイトソックス戦に「2番・DH」で先発出場、177日ぶり実戦
■ドジャース ー Wソックス(日本時間28日・アリゾナ)
ドジャースの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場し、第3打席で移籍後「初本塁打」を放った。新天地での“1号”に場内は大興奮。大谷は3打数1安打2打点でデビュー戦を終え、テレビインタビューに応じると「予定通りに(試合に)出られた。(予定通りに)終われたというのが1番良かったと思います」と話した。
挨拶代わりの鮮やかな弾道が、ファンを魅了した。3点を追う5回2死二塁、右腕ドミニク・レオン投手から振り抜いた打球はグングン伸びて左翼席まで届いた。試合後は「(弾道が))高いかなと思ったので。アリゾナでどうかなというところかなと」と笑顔を見せた。
大谷の2ランにスタジアムは大熱狂。早速のアーチでファンを魅了した。大谷の対外試合はエンゼルス時代の昨年9月3日(同4日)の敵地・アスレチックス戦以来177日ぶり。オープン戦で本塁打が飛び出すのは、2021年の2試合目(計6打席)を上回って最速となった。
新天地での“初陣”には「緊張はなかったですね。スプリングトレーニングなので、まだその段階ではないので。自分の調整がまず1番大事かなと思います」と目線を上げた。
注目の第1打席は初回1死で登場。打席に向かう際はバックネット裏の大勢のファンがカメラで撮影するなど“異様”な光景に包まれた。打席ではバットを振った際にヘルメットを飛ばすなど、豪快なスイングを披露。結果は見逃し三振だった。第2打席は1点を追う3回無死一、三塁から二併殺に倒れたが、三塁走者が生還し、一時同点となっていた。
試合前、デーブ・ロバーツ監督は「2、3打席に立たせる予定だ。彼が必要とするだけ立たせる」と話していた。今後は3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦までにライブBPなどを含めて50打席に立つ方針。前日26日(同27日)は屋内で軽めの調整を行っていた。
注目された打順は、ムーキー・ベッツ外野手が「1番・二塁」。2番大谷の後ろにはフレディ・フリーマン内野手が「3番・一塁」で出場していた。
(Full-Count編集部)