侍指揮官が絶賛…虎23歳は「一振りで試合を変える」 脳裏に焼き付く“勝負強さ”

侍ジャパンの練習に参加した阪神・森下翔太【写真:小林靖】
侍ジャパンの練習に参加した阪神・森下翔太【写真:小林靖】

11月のアジチャンではタイペイ戦で先制弾…阪神・森下は大舞台で力を発揮

 日本シリーズ、アジチャンと大舞台で力を発揮してきた。野球日本代表「侍ジャパン」に選出された森下翔太外野手(阪神)は、6日から始まる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」でクリーンアップの一角を担うことが予想されている。井端弘和監督も「一振りで試合を変えられる選手」と期待する。

 井端監督の脳裏には、昨年11月のアジチャンのチャイニーズ・タイペイ戦が焼き付いている。相手先発のグーリン・ルェヤン投手の前に6回1死まで完全投球をされていた。7回に先頭の小園海斗内野手(広島)が左前打を放ったが、盗塁死。悪い流れを変えたのが森下だった。

 1ボールからの2球目。150キロ直球を弾き返すと、打球は左翼席へ。勢いに乗った侍ジャパンは9回にも3点を加え、4-0で快勝。そのまま全勝優勝を飾った。

 合流直前、3日の日本ハム戦では2安打をマーク。強化試合に向け準備も整いつつある。井端監督は5日の前日会見で「昨年もそうでしたけど彼の一振りで試合を変えられる選手であるのは間違いないかなと思いますので劣勢だったり、最初からそうですけど、彼の一振りでいい流れだったり、そういうのをね。持ってこれる」と言葉に力を込める。

 今大会は年齢制限があり若手主体で臨んだアジチャンとは違い、村上宗隆内野手(ヤクルト)、近藤健介外野手(ソフトバンク)ら“日本代表常連組”も参戦している。2022年にドラフト1位入団してから1年と少しだが、怖気ることなく渾身のフルスイングでチームに流れをもたらすはずだ。

【実際の様子】井端監督が忘れぬ光景 日本を救った阪神・森下翔太の“流れを変える”一発

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY