止まらぬ打棒…ハム助っ人が驚異の打率.615　オリ右腕が巨人相手に5回無失点の快投

オリ山岡が5回を2安打無失点、森友哉が先制の2点打

　オリックスは8日、巨人とのオープン戦（京セラドーム）に3-0で勝った。3回1死から2者連続四球と西川龍馬外野手の安打で満塁とし、森友哉捕手の適時打で2点を先制。4回にはレアンドロ・セデーニョ内野手、コーディ・トーマス外野手、マーウィン・ゴンザレス内野手が3連打で満塁の好機をつくると、太田椋内野手の押し出し四球で追加点を挙げた。

　先発の山岡泰輔投手は、初回に2安打を浴びるも、2回以降は1人の走者も出さない投球。5回を2安打無四死球3奪三振無失点で降板した。その後は、平野佳寿投手、高島泰都投手、古田島成龍投手がそれぞれ1イニングを投げ無失点。9回は吉田輝星投手が3者凡退に抑え、完封勝利を収めた。

　勝ったたオリックスは森、廣岡大志内野手が2安打、西川がオープン戦初安打を放つなど、計10安打を。投手陣も巨人打線を3安打1四球に抑えた。

ロッテが鷹に逆転勝ち…4回に一挙5得点

　ロッテはソフトバンクのオープン戦（ZOZOマリン）に5-3で勝った。3点ビハインドの4回無死1、3塁で山口航輝外野手、佐藤都志也捕手の適時打で1点差に詰め寄る。

　さらに1死満塁で友杉篤輝内野手に2点二塁打が生まれ、勝ち越した。和田康士朗外野手も適時打で続き、リードを2点に広げた。

　投手陣は、先発の小島和哉投手が山川穂高内野手に2号2ランを浴びるなど、4回を6安打1四球5奪三振3失点で降板。5回以降は益田直也投手、澤村拓一投手、西村天裕投手、澤田圭佑投手、吉田凌投手がそれぞれ1イニングを無失点でつないだ。

　ロッテは、4番・山口、6番・佐藤が2安打1打点の活躍。本拠地初戦で勝利を収めた。ソフトバンクは先発の板東湧梧投手が2回1安打無四死球無失点も、4回に松本晴投手が崩れ、今季の対外試合初黒星を喫した。

ハム野村が先制弾含む2安打2打点、スティーブンソンは2安打で打率.615

　日本ハムはDeNAとのオープン戦（横浜）に4-4で引き分けた。2回に野村佑希内野手の1号ソロで先制、3回にも野村が適時打を放ち、1点を追加した。4回には今川優馬外野手に1号ソロ、5回にも加藤豪将内野手の適時二塁打で加点。4イニング連続得点を奪った。

　先発の北山亘基投手は3回にタイラー・オースティン外野手に1号2ランを浴び、4回には2四球からピンチを招き、適時打で1失点。4回を83球4安打5四球4奪三振3失点でマウンドを降りた。5回は河野竜生投手が登板も、2安打と盗塁で1死一、三塁のピンチを迎え、自らの送球ミスで1点を失った。

　以降、試合はこう着状態に。日本ハムは7回に2死一、二塁、8回表に2死二塁の好機をつくるも、得点できなかった。リリーフ陣は6回、新加入アニュラス・ザバラ投手が走者を出しながらも無失点。7回は杉浦稔大投手が3者凡退、8回には山本拓実投手がピンチを招くも155キロを計測するなどノビのある直球で無失点に抑えた。

　9回は北浦竜次投手が3者凡退に抑え、4-4で試合終了。野村が本塁打含む2安打2打点、新外国人のアンドリュー・スティーブンソン外野手も2安打を放ち、打率を.615としている。

（「パ・リーグ インサイト」編集部）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）