オリ24歳の「7位指名はおかしい」 MLB178発男も翻弄…1回2Kの無双投球が残した衝撃

巨人戦に登板したオリックス・権田琉成【画像:パーソル パ・リーグTV】
巨人戦に登板したオリックス・権田琉成【画像:パーソル パ・リーグTV】

オリのドラ7権田が巨人打線を3人斬り…オドーアを三振に仕留めた

 オリックスのドラフト7位ルーキー、権田琉成投手が9日、巨人とのオープン戦(京セラ)に救援登板。1イニングを2奪三振で3者凡退に抑えた。メジャー178本塁打のルーグネッド・オドーア外野手を空振り三振に仕留めるなど抜群の投球内容に「7位指名はおかしい」「これは活躍する」と期待の声が上がった。

 権田は8回に登板。先頭の湯浅を空振り三振。続く中田を三ゴロに打ち取った。そして巨人の注目助っ人を、膝元に食い込むスライダーで空振り三振に仕留めた。速球は最速149キロを計測。スライダー、チェンジアップなどの変化球が冴えた。

 明星大4年時の2021年にプロ志望届を提出も、指名されず。社会人のTDKに入社した2022年に都市対抗、日本選手権に出場し、2023同年10月の「第4回 WBSC U-23ワールドカップ」ではクローザーを務めて大会MVPに輝いた実力派だ。

「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeに「【変化球多彩】権田琉成『空振り奪えるスライダー…1回無失点2奪三振』」のタイトルで映像を投稿すると、ファンも注目。「さすが社会人ジャパンのクローザー」「期待大です」「素晴らしい」「1軍で通用するピッチング!」とコメントが並んだ。

 オリックスは昨年ドラフトで5位に高島泰都(王子)、6位に古田島成龍(日本通運)、7位で権田と社会人から3投手を指名。それぞれがオープン戦で存在感を発揮しており「オリックス投手陣の争いがレベチ過ぎ」「またいい投手が出てきた」という声もあった。経験十分の24歳右腕は開幕1軍を果たせるか、注目だ。

【実際の映像】メジャー178発男を翻弄 巨人打線を3人斬り…オリ24歳右腕の投球

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