247億円オファー拒否…エ軍希望のCY賞左腕 高望みで決まらぬ新天地「開幕しちゃうよ」
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開幕まで残り約2週間も…スネルは未だFAのまま
開幕まで残り2週間ほどとなったが、ナ・リーグの昨季サイ・ヤング賞左腕、ブレイク・スネル投手の去就が決まらない。米スポーツ局「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、「スネルの強い希望はエンゼルス」とされているが……。ファンは冷ややかな目で見ている。
31歳のスネルは2011年MLBドラフト1巡目追補(全体52位)でプロ入り。昨季はパドレスで14勝9敗、防御率2.25でレイズ時代の2018年以来2度目のサイ・ヤング賞に輝いた。オフにパドレスのクオリファイング・オファー(QO)を拒否しFAになっていた。
代理人のスコット・ボラス氏は長い時間をかけて、大型契約を勝ち取る手腕で有名。米メディアによると、ヤンキースからの6年1億6800万ドル(約247億円)のオファーを拒否していた。しかし、その後はなかなか獲得球団が現れず、スプリングトレーニング終了後も新天地は決まっていなかった。
MLB公式サイトはオルニー氏の話を引用する形で「スネルはエンゼルスに加入することにとても関心を抱いている」と言及。しかし、エンゼルスは昨季、ドジャースへ移籍した大谷翔平投手を擁しても先発投手陣の防御率はメジャー19位だった。
ポストシーズンへはメジャー最長の9年間離れている。SNSでは、スネルの希望に対して皮肉を言うファンも。「可哀そうな男だ」「もう二度とプレッシャーがかかる場面で投げたくないのか」「じゃあ金の要望を低く設定しろ」「もう決めないと開幕しちゃうよ」「勝ちにこだわらないなら、そう言っていいんじゃない」とコメントが寄せられていた。
(Full-Count編集部)
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