大谷翔平、ダルビッシュは「気合入っていた」 打席で会釈できず…安打後に「塁上から」
開幕戦に「2番・指名打者」で出場…5打数2安打1打点1盗塁をマーク
■ドジャース 5ー2 パドレス(20日・高尺スカイドーム)
ドジャース・大谷翔平投手は20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたパドレスとの開幕戦で5打数2安打1打点1盗塁だった。試合はドジャースが5-2で逆転勝利を収め、大谷も「勝てたのがまず一番かなと思います」と納得の表情を見せた。
大谷はダルビッシュとは日米通じて初対決。初回無死一塁の第1打席は遊ゴロに倒れたが、3回2死の第2打席で5球目のシンカーを右前に運んだ。打球速度112.3マイル(約180.7キロ)の痛烈打。その後すぐさま、二盗を成功させ、日米通算100盗塁も達成した。
ダルビッシュとは、今季から時間が短くなったピッチクロックの影響で打席ではあいさつできず。「会釈くらいしたかったですけど、時間なかったので塁上からになってしまいました」と苦笑いした。ダルビッシュとの対戦については「1球1球、気合が入っていたと思いますし、素晴らしい球が来ていたので」と振り返った。
2打席ともに2ストライクからの安打。「どっちも追い込まれた打席だったので僕にとっては苦しい打席でしたけど、何とか1本出てよかったです」と振り返った。「何回もこっからやっていくので、また復習しながら」と次の対戦を心待ちにした。
その後、2打席凡退したが、8回1死一、二塁の第5打席では左前適時打を放ち、移籍後初打点もマークした。チームは、1点を追う8回に4点を奪い逆転勝利。「終盤で逆転できるのが強いチームじゃないかなと思いうので、こういう試合が増えれば、おのずと勝ちが増えていくんじゃないかなと思います」と振り返った。
開幕戦のマルチ安打は渡米後初。ドジャースユニホームを着用して観戦していた真美子夫人も拍手し、隣に座っていた母、加代子さんとハイタッチして喜んでいた。
(Full-Count編集部)