水原一平氏の違法賭博疑惑に地元紙も衝撃　大谷翔平にとって「通訳以上の存在だった」

「オレンジカウンティ・レジスター」はエ軍時代の大谷＆水原氏を回顧

　ドジャースは20日（日本時間21日）、大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平氏を解雇したと声明で発表した。違法賭博に関与した疑いがあると、米複数メディアが伝えていた。一心同体で歩んできたコンビの予期せぬ“解体”。エンゼルス地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「大谷にとって通訳以上の存在だった」と報じている。

　同紙は「ショウへイ・オオタニの通訳で親友が違法賭博と日本人野球スターから盗んだ疑いでロサンゼルス・ドジャースに解雇された」の見出しで記事を掲載。水原氏は長年にわたり大谷と仕事をし、数々のメジャーリーグのクラブハウスには常にその姿があった。昨年12月に大谷がドジャースと10年7億ドル（約1053億円）の契約をした際、球団は水原氏も雇用したと解説。水原氏は大谷にとって「通訳以上の存在だった。離れることのできない親友でダグアウトの常連だった」とも表現している。

　エンゼルス時代はブルペンでの投球練習で捕手役を務めることも。登板前のウオームアップでは大谷とキャッチボール。2021年球宴で大谷がホームランダービーに出場した際は捕手を務めた。さらに2人はよくビデオゲームで勝負しあった。球場への送迎役や、コロナ禍で自宅待機が奨励されていた際には日用品の買い物までしたと、当時を伝えている。

　エンゼルス時代の6年間を一緒に過ごし、新天地のドジャースで開幕戦を終えた後に訪れた決別。衝撃は広がっている。

（Full-Count編集部）