違法賭博疑惑…水原一平氏の解雇が広げる波紋 敏腕記者の主張に反論続出「うんざり」

水原一平通訳【写真:荒川祐史】
水原一平通訳【写真:荒川祐史】

水原氏は「いい通訳だったと言えない」…ヘイマン記者の発言が波紋

 ドジャース大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平氏が20日(日本時間21日)、解雇された。違法賭博に関与していた疑惑が米メディアで報じられ、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金されたと伝えられている。そんな中、米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は「彼はあまりいい通訳とはいえない」と発言。これに球団OBらが反論する事態になっている。

 米メディアによると、捜査対象とされている違法なブックメーカーに賭けるために大谷の資金を盗んだとして、大谷の代理人が水原氏を告発した。その額は少なくとも450万ドル(約6億8000万円)にのぼるという。この報道を受け、ヘイマン氏は米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」のライブ中継で次のように語った。

「今だから言えるけど、彼はあまりいい通訳だったとは言えないだろう。いつでも言えたことだけど」。さらに「キャンプでオオタニについて質問をしようとしたところ、彼は『質問は受け付けるけど、オオタニ以外で』と答えてきた」と続けた。また、「私がギャンブル問題について知っていたら、彼にできるいい質問だった」と皮肉った。

 これらの発言に対して、反論したのが元MLB選手のダラス・ブレイデン氏。アスレチックスで通算26勝を挙げ2010年に完全試合を達成した同氏は自身のX(旧ツイッター)に「うんざりだ。彼(水原氏)が質問に応じなかったことが、有能だった理由だと推測する。この男(ヘイマン氏)が口を開いた時、彼は必要な通訳を全てこなした」と綴った。

 ファンは「ヘイマン氏は関係のない話題を取り上げるのが好きだ」「ヘイマン氏は自分の印象を悪くしていることを理解しているかわからない」「本当にうんざりだ」「ヘイマン氏を有能な記者だと思う人はいるのか?」と声を寄せている。いずれにせよ水原氏を巡る問題は各所に波紋を広げている。

(Full-Count編集部)

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