大谷翔平“新通訳”は東京出身の35歳 WBCにも出場…ドジャースに欠かせぬ頭脳

ドジャース・大谷翔平(左)とウィル・アイアトン氏【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平(左)とウィル・アイアトン氏【写真:荒川祐史】

水原氏が解雇に…第2戦からはアイアトン氏が代理を務める予定

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は21日、パドレスとの開幕第2戦を前に会見を行い、同日に解雇が発表された水原一平通訳の代理をウィル・アイアトン氏が務めると説明した。今後は大谷翔平投手らと話す場面が増えることが予想されるが、どのような人物なのか。

 35歳のアイアトン氏は、編成部で選手育成・能力開発の主任を務めており、データ分析のスペシャリストだ。20日の開幕戦でもベンチに入っており、首脳陣や選手らとコミュニケーションを取っていた。

 チームは2013年から11年連続ポストシーズン進出中で、その強さの秘訣が“データ”でもある。2月に取材した際には「データ分析や動作解析、最新のテクノロジーがあるのですけど、それをメジャーの選手が使いやすいようにサポートするのが仕事です」と話していた。

 1988年12月21日に東京で生まれ、野球もプレーしていた。高校はハワイ、大学はカリフォルニア州で過ごした。母親がフィリピン出身だったこともあり、第3回WBC予選ではフィリピン代表としてプレーした。ドジャースに前田健太投手が在籍していた際には、専属通訳を務めた。

 今後ずっと大谷の通訳を務めるのか、一時的な代理という措置なのかは現時点で不明だが、ロバーツ監督は21日の会見では「今晩は彼が担う」と説明。スペシャリストが“二足のわらじ”で、チームの危機を救う。

【動画】「キャラ濃すぎる」大谷翔平の新通訳…過去の“衝撃動画”に驚愕

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY